荒神山神社は明治時代まで三宝荒神を祀る神仏習合のお寺でした。
通称「奥山寺」と呼ばれ、勝乗院と万蔵院の二つの寺院がありました。
今も当時の僧侶のお墓が山中にあります。
神職ではお経を唱えられないため、毎年秋のお彼岸に荒神山の麓にある延寿寺のご住職をお招きし墓前でお経を唱えていただき供養を行っております。
お彼岸初日の今日、勝乗院と万蔵院の二カ所の墓地にて供養を行いました。
奈良時代から多くの僧侶がこの荒神山に住まいし三宝荒神に仕え守って来られたおかげで今があることに、あらためて敬意と感謝の誠を捧げました。
※上の写真は勝乗院と万蔵院の墓地
※下の写真は、お寺当時の庫裏が今も残る現在の社務所(彦根市指定文化財)と、万蔵院の名前が刻まれている現在の手水石